優秀賞 我家のシンボル (吉田幸雄)
玄関のドアを開けると正面に大きな桐の原木がそびえたち、その中段に鬼子母神が祀られている.
私の郷里福島県では、娘が生まれると嫁入りの箪笥材に桐を植える習わしがあるが、男の私にも記念として今は亡き父が植栽したのである。
やがて横浜で建築業を営み、二十六才で我家を建てた時に唯一実家から運んできたもので、二十六年間風雨に耐えた桐の木はそのままの姿で我家に鎮座し、今も私を見守り続けている。
私の郷里福島県では、娘が生まれると嫁入りの箪笥材に桐を植える習わしがあるが、男の私にも記念として今は亡き父が植栽したのである。
やがて横浜で建築業を営み、二十六才で我家を建てた時に唯一実家から運んできたもので、二十六年間風雨に耐えた桐の木はそのままの姿で我家に鎮座し、今も私を見守り続けている。






