入賞 痛い宝箱 (浅野 仁美)

小学校の授業でオルゴールの宝箱になる木を彫ることになった。みんな一生懸命デザインを考え、彫っていた。
私はみんなより作業が遅く、焦った。
ガリガリガリ・・・ザクッ。
勢い余って彫刻が肉を裂く。
手の平からブラブラ、ぶらさっがていた。
『あーあ』
と眺めていたら、髪の長い、可愛い隣の席の女子が悲鳴した。先生がその声に気づき、すぐさま私を保健室へと連行した。
「縫わずに済んで良かったわね。気をつけるのよ」
保健医が言ったが、そんな事はどうでも良かった。早く完成させたかったから。
そんなこんなでやっと完成した宝箱は組み立てられて戻ってきた。
おいおい・・・やっちゃたぜ・・・
蓋のデザインが逆さまだよ。
悲しい気持ちが襲いかかる。
「ま、それも思い出になったな。」今、文章を書きながら、手の平に残っている傷と宝箱を見て、溜息交じりにおもった。
よし!大切に使おう・・・。
私はみんなより作業が遅く、焦った。
ガリガリガリ・・・ザクッ。
勢い余って彫刻が肉を裂く。
手の平からブラブラ、ぶらさっがていた。
『あーあ』
と眺めていたら、髪の長い、可愛い隣の席の女子が悲鳴した。先生がその声に気づき、すぐさま私を保健室へと連行した。
「縫わずに済んで良かったわね。気をつけるのよ」
保健医が言ったが、そんな事はどうでも良かった。早く完成させたかったから。
そんなこんなでやっと完成した宝箱は組み立てられて戻ってきた。
おいおい・・・やっちゃたぜ・・・
蓋のデザインが逆さまだよ。
悲しい気持ちが襲いかかる。
「ま、それも思い出になったな。」今、文章を書きながら、手の平に残っている傷と宝箱を見て、溜息交じりにおもった。
よし!大切に使おう・・・。






