入賞 切られたケヤキ (新澤直也)

大学に入り、一人暮らしを始めた。その下宿先の近くに1本の大きなケヤキの木がある。
背丈はそれほど高くはないが、とても太い。この木を見た人はまずその力強さに目が行くだろう。
しかし、その木は切られていた。とても太くなったことで自重に耐え切れなくなったのか、危険があると判断されたのか。
とても力強いのに、その切り口をみるとなぜか寂しくなってしまう。この木が切られたのはいったい何年前なのか。
それは調べてみないとわからない。私は思った。せめて私がこの地へ来るまでありのままの姿でいてほしかったと。
その力強い木に出迎えてほしかった。
背丈はそれほど高くはないが、とても太い。この木を見た人はまずその力強さに目が行くだろう。
しかし、その木は切られていた。とても太くなったことで自重に耐え切れなくなったのか、危険があると判断されたのか。
とても力強いのに、その切り口をみるとなぜか寂しくなってしまう。この木が切られたのはいったい何年前なのか。
それは調べてみないとわからない。私は思った。せめて私がこの地へ来るまでありのままの姿でいてほしかったと。
その力強い木に出迎えてほしかった。






