優秀賞 かくれんぼ (和田寛世)
広島の宮島に旅行に行ったとき、抉り取られたように中がポッカリ空洞になっている木を発見、思わず入ってしまった。上を見上げると小さな隙間から明るい光が眼に入る。
そういえば祖母の家にも大きくて中が空洞になった木があったな。小さいころの夏休み、蝉捕りに飽きるとその木の中で休憩していた。ひんやりと湿った空気が心地いい。昼食時になると大人たちは僕を探し出す。
「かくれんぼしよんかね」
そう言って見つけてくれる祖母の言葉が聞こえてきそうだった。
そういえば祖母の家にも大きくて中が空洞になった木があったな。小さいころの夏休み、蝉捕りに飽きるとその木の中で休憩していた。ひんやりと湿った空気が心地いい。昼食時になると大人たちは僕を探し出す。
「かくれんぼしよんかね」
そう言って見つけてくれる祖母の言葉が聞こえてきそうだった。






