優秀賞 終焉 (樋口 まさひと)
山歩きをはじめて様々な山に登ることで、これまた色々な樹に出会うことが多くなった。写真は静岡と山梨の境にある三国山稜で撮ったもの。ブナなどの立派な樹が山全体を覆い尽くしているが、こんな風に倒れている樹もちらほらと見られた。近づいてみると周りの樹々と同じくらい大きい。そしてこの根、立派に聳えているように見えても広く浅い根を伸ばして、やっと地表にしがみついていたのでは、という印象をもった。ここまで大きくなっても人知れず倒れていく自然の厳しさは目の前にあるのだと感じることができた。
明るい冬の山稜で、その一本の樹の終わりを新雪が優しく包んでいるようにも見えた。
明るい冬の山稜で、その一本の樹の終わりを新雪が優しく包んでいるようにも見えた。






