四季折々の楽しみは、目で見る世界の変化だけでなく、その季節らしい味覚にも感じられますよね。
今日、ご紹介の俳句は

かをりにもまづ目をつむり豆の飯 森澄雄

季語は、豆の飯、グリンピースごはんです。白いご飯の中に見え隠れする緑色と、ほのかな塩味をつけた味わいが何ともいえません。グリンピースには、食物繊維や疲労回復効果のあるアミノ酸も含まれていて、健康にもいいそうです。この俳句の作者は、まず、目を閉じて、その香りから味覚を楽しもうとしています。香りをいっぱい吸い込もうとしたら、自然に目をつむってしまったのでしょう。食べ物の味というのは、色と香りがあって、何倍にも引き立てられます。風邪を引いたりして鼻の調子がおかしいときに、何を食べても味が感じられない、なんていう経験もあるのではないでしょうか。季節ならではの味覚、ぜひ皆さんも楽しんでください。