ゴールデンウィーク明けの今週、皆様、いかがお過ごしですか。まだ、休みの感覚が抜けないとか、或いは少しずらして今がお休みという方もいらっしゃるかもしれませんね。さて、立夏を過ぎ、これから本格的な夏へ向かおうという今日この頃ですが、今日、ご紹介の俳句は

窓の景人夏めきて歩くかな 星野立子

季語は「夏めく」。暦の上では夏ですが、まだまだ春の名残も感じられるこの季節にぴったりの季語ですね。喫茶店の窓でしょうか。何気なく歩く人を見ている作者です。冬の間は、重ね着に着膨れて、何となく縮こまりった感じに背中を丸めながらて歩いていた人たちが、軽装になって、伸びやかに歩いている様子が、夏らしいと捉えた作者です。作者がいる室内は、静かで落ち着いた時間が流れているようで、明るい窓の外の生き生きとした景色との対比も感じられます。
作者の星野立子さんは、高浜虚子の次女で、生涯のほとんどを鎌倉で過ごした神奈川県ゆかりの俳人さんです。