今年の立夏は、5月5日だったということで、暦の上ではもう夏。光もだんだん強さを増してきたような気がします。
今日、ご紹介の俳句は

小鳥売場より見る屋上に夏くるを 能村登四郎

これは、デパートの屋上の光景ですね。最近では、デパートの屋上は駐車場、というケースが多いのかもしれませんが、かつては、ペット売り場があって、コインで動くような遊具があって、子ども向けのヒーローショーや、ちょっとした歌謡ショーも開かれて、という広場として使われていたことがよくありました。この小鳥売り場は、そんな屋上の一角でしょう。色鮮やかな小鳥たちがさえずり、空は青く、見下ろせば街のいたるところに新緑が見えます。親子連れも軽やかな装いになって遊んでいます。そうしたさまざまの光景に、夏がきたことを、まぶしさとともに感じている作者です。あなたは、どんな風景に夏の訪れを感じますか。