私たちが着ている服の模様。その模様は、自然物をモチーフとしたものが多いのではないでしょうか。水玉、花、葉、…。私は今回、新しい模様を『木』から見つけようと、大学の帰り道や家の近所で探索してみました。
これは、イチョウの木の幹。
公園で見つけた、名前の分からない木。
ケヤキの木。
ハナミズキの木。
マロニエの木。
こうして見比べると、どの木の洋服も個性的です。木の年輪も美しいですが、木の幹の表面もなかなか面白いものです。
普段何気なく前を通りすぎてしまう木ですが、いつもと視点を変えるだけで、ちょっとしたファッションショーが見られるかもしれません。
私の地元は神奈川県の横須賀市。海が近くにあり、植物も多くある町です。
そんな地元を最近私はカメラを片手にふらふら歩いて景色を撮影しに出かけました。普段歩き慣れた道でも、もう一度じっくり観察すると今まで気づかなかったことを発見したり、昔と今の違いに気づいたりと、感慨深いものがあります。今回はデザインされていると感じた町中にある「木のある風景」を写真に納めてきたのでご紹介したいと思います。
駅前の大きな木

私の地元の駅前です。駅の前に一本だけ高い木が植えられている風景です。近くには高い建物があまり無いので木がとても目立ち、ちょっとしたシンボルになっています。
町中の休憩所

木の回りに椅子を置いた休憩所。交差点のところに設置されていて、信号を待つときなど思わず座ってしまいます。夏の暑い季節にはちょうど良い木陰が出来て気持ちいい空間です。
団地の中にある木の遊具

木でできた遊具があり、団地の子供達が遊びに来る通称「てんとう虫公園」。木の遊具の端がてんとう虫の形をしているため、私が小学生の頃そう呼ばれていました。赤色や黄色、青色など様々な色が使われてカラフルです。しかしあらためてよく見ると、一番目立つのは青色のカブトムシ。なぜ「カブトムシ公園」ではなかったのか謎です。
公園の木漏れ日

小学生の頃よく木登りをしていた公園を久しぶりに訪れました。幼い頃、木に登ってはいつもとは違う景色に心躍らせた記憶があります。撮影した日は快晴で、葉が風に揺られてこすれる音や、キラキラ光る木漏れ日にとても癒される空間となっていました。
駅近くのベンチ

駅周辺にいくつかあるベンチ。普段は自転車が両隣にたくさん止まっていて座りにくい雰囲気です。しかし私は、自転車がなくても、端々が欠け色も良くないこのベンチには座ろうとは思えません。駅の近くですし、もう少し綺麗になったら嬉しいです。
町中にある無人販売所

畑が多い地域で無人販売所は見たことはありますが、町中で見つけたのは初めてです。この販売所に気づいたのもつい最近なのですが、一度も商品が置かれているところを見たことがありません。一度気付くとそこを通るたびに見てしまいます。この周辺はすべてコンクリートの建物や道路なので、とてもアンバランス。そんなところが魅力なのかな。
私は大学生になってから地元を離れることが多くなりました。この事が町を散策するきっかけだったように思います。久しぶりに町を歩くといろいろな場所に、思い出を持ったたくさんの木がありました。木が昔と変わらずにあることで、子供のころの記憶がよみがえってきました。このように人の繋がりが感じられる木の空間が、ずっと町中にあって欲しいと思います。