平成11年夏、国道一号線沿い御幸の浜交差点近くにオープンした「おだわら木のアトリエ“モック”」。コモン初代理事長であり、小田原市内で材木店を営む山口健二を中心にアーティストたちが“アートの息づくまちづくり”をテーマに、小田原市の補助を受け立ち上げた新たな空間だ。
モックは、木彫に打ち込む若手作家たちの創作の場である。そしてまた、市民が身近に木の芸術と親しみ、触れ合える開かれたアトリエであり、小田原の木の文化を内外に発信する拠点である。そこに山口のこだわりがある。
アーティストたちは創作に励み、まち行く人は何かおもしろい作品に出会えないかとふらりと立ち寄る…。木の香りに包まれるモックは両者が交流する場でもある。「木の芸術がまちに息づき、小田原のまちの伝統に芸術が融け合ったとき、世界に誇れる新たな魅力がまちに生まれる。」山口はそう考える。様々な可能性を秘めた新たな空間に注目が集まっている。